タガメ

clock2 投稿日:2020-01-15 【食レポ】タガメは本当に食べられるのか?実際に食べてみた。

目次

本当に食べても大丈夫?

前肢に構えた大鎌と、丸々とした瞳が印象的なタガメ。日本では絶滅危惧種に指定されていますが、東南アジアなどではポピュラーな食材の1つで、蒸したものをソースに付けて食べたり、茹でて潰したものが料理の風味付けに用いられています。とくに雄のタガメが持つ洋ナシのようなフルーティな香り(※)は香料として利用されることもあり、メスよりも高値で取引されています。また、中国の一部地域では、山椒漬けにしたタガメを揚げて食べるところもあるそうです。

※:bugoomのタガメは加熱処理によって香りが抜けています。

気になる味と食感は?

今回ご紹介するのは、bugoomで販売中のタガメのドライスナックです。乾燥したタガメは表面「パリパリ」・中「ザクザク」の食感を楽しめる面白い食材です。1口で2つの食感が楽しめるので、個人的にはかなりASMR向けの食材だと思っています。背中にある翅はパリっとしていて美味しいのですが、これが意外と噛み切るのが大変。パリパリ食感はやや薄れてしまいますが、苦手という方はいっそ外してしまっても良いでしょう。

翅をむしったタガメ

味については、製造の過程で塩漬けにしているのでやや塩辛いことがあります。とはいっても塩辛いのは最初だけで、噛みしめているうちに旨味がジュワリと出てきます。まるで「あたりめ」のように楽しむことができるので、お酒と味わう一品にはうってつけです。

タガメの食感を何かに例えるなら『エビの殻』に近いような気がします。ただのエビの殻というよりも『焼いた海老の殻を何層も重ねたもの』を食べている感覚です。そのまま食べても美味しいですが、軽く油にくぐらせて素揚げにしたり、天ぷらにしてもお召し上がりいただけます。(bugoomのタガメは既に加熱済みで焦げやすい点にご注意ください。)

ビギナー向けではない

初めて昆虫を食べるという方に、タガメはあまりオススメできません。その理由は「大きくて硬い」ことです。見た目に抵抗があるうちにこれだけ大きな虫を口に入れるのは大変ですし、一口では食べられないので、どうしても齧る必要があります。それはつまり、昆虫を食べることに慣れないうちから断面を見てしまうということになります。加えて、タガメは硬い食材なので咀嚼に長い時間を要します。見た目に抵抗のある食材を長く咀嚼をするというのは、精神的な負担が大きな行為です。こうした理由で「気持ち悪い」という感情が優位になると、素材の味を感じることができなくなってしまうので、昆虫食ビギナーの方には、小さくて食べやすいヨーロッパイエコオロギ(No.22 HOUSE CRICKETS)やバンブーワーム(No.8 BAMBOO WORMS)をオススメします。

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