【大名店】閉店のお知らせ
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初体験は慎重に
テレビやSNSで昆虫食を目にして、ご自身でも食べてみたいと昆虫食をお買い求めになる方は意外にも多いです。昨年、bugoom大名店で行ったアンケート調査でも、全体の約48%が好奇心で商品を購入されていました。昆虫食を選ぶ際、実店舗の方ではスタッフによる味や食感の説明を受けることができますが、オンラインショップではどの昆虫を購入するかご自身で判断していただく必要がございます。ですが、口にしたことがない食材の中からより良いものを選ぶのは難しく、自分の好みではなかったり、クセの強いものを選んでしまい食べきれなかったりすることがあります。そこで今回は、昆虫食を選ぶ時のポイントと、初めての方でも食べやすい昆虫食をご紹介したいと思います。
昆虫食の選び方
昆虫食を選ぶ上で、重要なポイントをご紹介いたします。
見た目に優しいものを選ぶ
味は美味しいのだけれど、見た目が悪い食材は昆虫食の他にもあるかと思います。例えば牡蠣やウニ・白子などは、その見た目から「食べたくない」と感じる方も少なくはないかと思います。どれだけ味が美味しいものでも、見た目に強い抵抗があるものを無理に食べてしまうと気持ち悪くなってしまうことがあります。初めて昆虫食を選ぶときは、直観的なもので構いませんので「これなら食べられそうだ」と感じるものを選ぶようにしましょう。ただし、これは市販の昆虫食だけに限ります。野生の昆虫には毒を持つものも存在しますので、直観的に食べられそうだという理由だけで安易に口にしないようにしてください。
柔らかいものを選ぶ
昆虫は、牛や豚、鶏や魚のように内骨格を持たない変わりに強固な外骨格を持っています。とくに甲虫(カブトムシやゲンゴロウなど)の外骨格は硬くて食べるのに苦労します。慣れてしまえば食べ応えのある昆虫ではあるのですが、まだ虫を食べることに抵抗がある段階の方にはオススメできません。あたりめのように長く噛み続けないと味が分からない上に、なかなか飲み込むことができないので「今、自分の口の中には虫がいる」と感じる時間が長くなってしまいます。そうならないためにも、最初は食感が柔らかめで、一口で食べられるサイズの虫を選ぶようにしましょう。
クセが少ないものを選ぶ
当サイトでは、昆虫の味を分かりやすくお伝えするために「豆・ナッツ・エビ」など、誰もが1度は口にしたことのある食材でその味を表現することがあります。しかし、それは単純に風味が近いというだけであって、例えに使った食材とは全くの別物になります。例えば豆やナッツに近いと表現したものでも、実際に食べてみるとナッツに似た風味の中に昆虫特有の風味が必ず存在します。慣れないうちは昆虫特有の風味が弱いものが良いのですが、初めての方にそれを判別するのは難しいので、次項でオススメの昆虫食をいくつかご紹介いたします。
初心者にオススメの昆虫食
初めての昆虫食選ぶに重要な3つのポイントを抑えたオススメの昆虫食をご紹介いたします。
ヨーロッパイエコオロギ
当サイトの売上ランキングでも上位に入ることが多いヨーロッパイエコオロギ。体長が1~2cmと小さく、落花生のような優しい色合いに抵抗を感じる方は少ないのではないでしょうか。ライトな食感と、雑味のない豆のような味わいが病みつきになる昆虫ドライスナックです。加工時に油を使っていないのでヘルシーで、お料理の出汁をとることもできます。100gあたりのタンパク質の乾物重量が約75.9gと栄養価も高く、粉末にしたパウダーをドリンクに混ぜればプロテインのように手軽にタンパク質を摂取することができます。
シルクワーム
絹の原料となる繭をつくる蚕の蛹。頭や脚が付いていないので、見た目の抵抗は一番少ないのではないでしょうか。餌として食べた桑の葉の影響なのか、エビのような香りに混じってどこか若草のような爽やかな香りを感じます。味は煎り豆のように淡泊で食感はサクサクで、サイズも2cm程度と小さいので一口で食べられます。
バンブーワーム
バンブーワームの特徴は、なんといってもその香りです。エビっぽい香りに加えて、どこかミルキーで甘い香りが感じられます。他の昆虫食に比べると色味が白っぽくて、するめのような見た目をしているので抵抗も少ないかと思います。味は胡桃やカシューナッツに近い優しい味わいです。サイズは個体差がありますが、だいたい3cm程度でしょうか。外骨格が薄いのか、bugoomで販売している昆虫の中では一番柔らかいかもしれません。乳製品との相性が良く、牛乳やチーズを使った料理に使うと風味が引き立ちます。