コオロギバターサンド
料理系Vtuber琲煎まきさんに作っていただいた昆虫レシピ。コオロギシュガーバターをコオロギクッキーで挟んで頂く贅沢な一品です。Youtubeチャンネル「エスプレキッチン」で動画も公開中。
目次
地球少年、篠原祐太さんとラーメン凪さんが手掛けた絶品「コオロギラーメン」。数種類のコオロギをブレンドし、出汁や醤油・麺にもコオロギが練り込まれたラーメンには一杯あたり約100匹のコオロギを使っているそうです。いつ、どこで販売されるのかは篠原祐太さんのTwitterをチェックしてみてください。
篠原祐太さんのTwitterアカウント
ただ、コオロギラーメンが提供されるのは東京周辺が多く、そして店の前にはいつも行列ができるそうです。しかも数量限定で提供されているので、もし並んだとしても食べられないってこともありそうで不安ですよね。そこで今回は、どうにか自宅で食べる方法について考えてみました。
結果、かなり安易な発想にたどり着いちゃいました(笑)
ただ、今回のコオロギラーメンは完全に私が想像でつくったものになります。篠原祐太さんのコオロギラーメンとは全く別物なのでご注意ください。そもそも再現しろといわれても絶対無理です出来ませんゴメンナサイ!!(汗)
ということで、早速…クッキング・スターティン!!
今回、使用する材料はコチラです。
出来るだけコオロギの味を感じられるように、様々なエキスの入った市販の袋ラーメンは使わずに作ってみたいと思います。材料に使用しているフタホシコオロギ末は、bugoomオンラインショップで購入できますよ。それと気になった方も多いと思いますが、豆苗はトッピング用です。スーパーで買って一度使った豆苗を育ててたので、思い切って入れてれてみました(笑)なので、豆苗は無くても全然大丈夫で、ネギとか使ってもらえればと思います。
まずは器に【醤油・ごま油・フタホシコオロギ末・にんにくチューブ】を入れましょう。
ここにお湯を加えて、塩コショウで味を整えたらスープの出来上がり。早い(笑)
あとはスーパーに売っている生めん(今回は細ちぢれ麺をチョイス♪)を茹でて、豆苗と白ごま・黒ごまをトッピングしたら即席コオロギラーメンの完成です。調理にかかった時間は約10分くらいでしょうか。スープは湯を入れるだけ、麺も茹でるだけなので、市販の袋ラーメンの調理時間とさほど変わらないスピードで出来たんじゃないかと思います。
コオロギが使っていることを知らなければ、見た目も香りも完全に普通のラーメンですね。スープを飲むと、少しパウダーのザラっとした感じが残ってましたが、あっさり系の醤油ラーメンの味です。醤油の香りとコオロギの旨味がバランスよく混ざり合っていて、わりと上品な味わいじゃないかなって思います。
ではでは、お次は麺ですね。
ズズズーッと音を立てて豪快に麺をすすると・・・鼻からゴマとニンニクの香りが抜けた後、醤油とコオロギの風味が口いっぱいに広がっていきます。絡みやすいちぢれ麺を選んだのが正解だったのかもしれません。スープだけを飲んだ時とはちょっと違った風味が楽しめます。そんなことを考えながら食べているうちに完食。スープも飲み干してしまいました。おかわりしたいけど、もう手元に材料が・・・もっと多めに材料用意しとくべきでした。残念です!
正直、コオロギを使ったラーメンは肉と油をたっぷり使ったラーメンには劣るだろうと思ってたんですが、こうして食べてみると従来のラーメンに引けを取らない満足感がありました。旨味の決め手になってるのは、添加物を一切使用せずに、コオロギだけを粉末加工したパウダーだと思います。このパウダーは、ラーメン以外にも様々な用途がありそうですね。
例えば、出汁が命のうどんや蕎麦、煮物や炒め物、何ならカレーの隠し味にだって使えそうな気がします。魚粉みたいな感じで、タコ焼きやお好み焼きにかけてみても美味しそうですね。しかも、タンパク質を豊富に含む粉末コオロギは、炭水化物に偏りがちな料理にかけるだけでPFCバランス(3大栄養素の理想的なバランス)を整えてくれるスグレモノです。忙しい時に頼りがちなカップラーメンや、粉もの料理、冷凍のピラフやチャーハンに数グラムかけるだけで、不足しがちな蛋白質を補えるのは嬉しいですね。粉末なら見た目が悪くなることもありませんし、純粋なコオロギの味を楽しむことができると思います。
気になる方は、この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね♪
井上 繭子(いのうえ まゆこ)
昆虫食をこよなく愛するbugoomのスタッフ。料理が得意!…とも言えないえない彼女だが、虫を使ったレシピを絶賛研究中。お気に入りは、味わい深いワーム系の昆虫。